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  メイの国
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武人の治める、英雄と伝説の国

首都:メイディア
政体:封建君主制
元首:アリオ・ステライド(国王)
言語:アプト語
宗教:なし
民族:主に人間、その他ジャイアント、パラ、エルフ、ドワーフ、シフール、ナーガ、カオスニアン等
分国:3

 イの国は、その建国は精霊暦200年頃、国家の始祖は数千年前にまでさかのぼると言われる、アトランティスでも最古の歴史を持つ国の一つである。同じアプト大陸のランの国と同じほどの大きな国で、広い国土と温暖な気候はランの国やジェトの国と並び賞されている。
 984年にはカオスの穴が開き、国土の一部がカオスの領域となったことで環境が変化、西のサミアド砂漠も大きく広がったと伝えられる。翌985年にはバの国が世界征服をめざして侵攻を開始。カオスの勢力を味方につけたバの国はまたたく間に国土を席捲し、メイの国は滅亡の危機に瀕することになった。
 これに対してメイの国はジェトの国と同盟。また987年には天界より『竜戦士』ペンドラゴンが来落し、その活躍でバの国はアプト大陸から敗走、戦いはメイとジェトの勝利に終わる。
 戦いの後、メイの国は生き残った王家の娘、エレネイラを女王としていただき、復興への道を歩み始める。だが戦後もバの国やカオスの勢力との小競合いは続き、一応の平和が保たれるまでに10年以上の月日を必要とする。
 その中、990年にエレネイラは救国の英雄ペンドラゴンの子供を出産。生まれた双子はアリオとリンと名付けられた後、竜戦士の血統を怖れる敵達の報復を恐れてか、国外へと隠される。
 1010年、海賊に育てられたアリオ・ステライドはメイの国に帰還、海戦騎士団で騎士として過ごし、1025年の女王エレネイラの崩御に伴ってメイの国の国王として即位することになる。
 月道貿易によりゴーレム技術が伝わると、ゴーレムシップやフロートシップなどの開発が行われるようになり、ウィルの国より手に入れた技術も用いて、戦闘用ストーンゴーレム『モナルコス』の開発に成功した。

 現在は、国土西方に在る『カオスの地』そして『カオスの穴』に対する問題を抱えており、また対外的にはバの国への対処という問題を抱えている。
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  紳士録
■アリオ・ステライド 〜伝説の血を引く賢人王〜
 竜戦士として伝説に謡われるペンドラゴンの息子。即位前は海戦騎士団の団長を務めたほどの武人で、『阿修羅の剣』の正当後継者でもある。
 世の戦乱を憂う実直な人物で、カオスの勢力やバの国の侵攻を防ぐため、ゴーレム兵器を導入している。また一方で混沌とした世に平和を導くという天界人の伝説を信じ、メイの国を訪れる天界人たちを支援している。
 双子の妹にリンという女性が居るが、今も行方不明。

■カルロ・プレビシオン 〜美貌のゴーレムニスト〜
 たおやかな外見のメイの国のゴーレムニスト。性格は見た目にたがわず善人だが、ゴーレムの開発に関することでは寝食や常識を忘れるほどにはまり込んでしまい、他者に迷惑をかけることもしばしばある。
 その一途な性格を敬遠するものも多いが、ゴーレム研究に関しては天才と呼べるほどで、メイのゴーレム技術を一気に引き上げた功労者でもある。
※ゴーレムニストは、でき上がったゴーレムの素体にゴーレム魔法を付与してゴーレムとして仕上げる特殊な魔法使い。

■カリ・ユガ 〜美しき芸術家〜
 バの国の貴族で、バの国のゴーレム魔法の第一人者で、優美なデザインを持ったゴーレムを作成することで知られており、性能と美を両立させることに執着している。冷淡な性格で、バの国の優位を信じて疑わない態度は快く思われていない。

■マキシミリアン・ルイド 〜武勇あふれる若き王子〜
 バの国の隣国・ジェトの国の王子で、若いながらもいくつかの武勇伝を持つ有能な騎士。現実主義者で、バの国の動向に大きな注意を払っている。

■ジオ・ガル 〜野心あふれる暗王〜
 野心あふれるバの国の国王。過去の確執を元にバの国を纏め上げ、他国への侵略を開始した人物で、どこからかゴーレム技術も入手して軍備を急速に拡大している。自らの野望のためにはカオスニアンなどのカオスの勢力を利用することもいとわない態度は、隣接する各国の脅威となっている。
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  地誌
 メイの国の気候は、アプト大陸全体がそうであるように、複雑に入り組んだ精霊の力によって構成されている。
 大陸の中央を走る峻険な山脈により分断された大陸東部に広がるメイの国土は、その西半分はカオスの影響も手伝い、広大な砂漠となっている。
 中原の気候は乾燥している一方、東方は国土を潤す大河『コーマ』のおかげもあり、湿潤で土壌もよく、農業が盛んに行われている。
 また大陸南東部の海は温暖な気候に恵まれ、海産物も豊富である。

■メイディア 〜歴史ある広大な都市〜
 国土を潤す大河『コーマ』の河口に作られたメイの国の首都。
 北東部に伝統ある王城・ステライド城とそれを取り巻く貴族街がたたずんでおり、南側の海に面した地域は河川や海を利用してのメイの国への玄関口となっている。
 城壁の外側に広がる肥沃な平野には田園が広がり、この巨大な都市の食料庫となっている。
 近年はカオスの勢力に追われた難民も増えており、治安の悪化や食料の不足が囁かれるようになった。

■サミアド砂漠 〜混沌に侵された死の領域〜
 中原のやや北部に広がる砂漠は、カオスの穴が開くまではごく当たり前の荒地だった。しかしカオスの穴の開孔により砂漠化が進み、1年でその領域を大幅に拡大した。
 現在は荒涼とした岩の転がる砂漠となっており、危険な生物やカオスの勢力が潜む場所と噂されている。
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  風土記
 数十年前のバの国の侵攻以来、カオスの勢力とバの国はメイの国を脅かす敵として見られている。国境の付近では小競り合いが繰り返されており、精霊暦1040年後半には、ゴーレム兵器を含む大規模な戦争が開始された。現在は停戦状況にあるものの、すぐに戦いは再開するだろうというのがもっぱらの噂である。
 もう一つの隣国ジェトの国とは同盟を結んでおり、バの国の侵攻に対しては両国をもってあたることを約束している。
 精霊暦1040年には、カオスの勢力に対抗する切り札として『阿修羅の剣』の探索が布告。これに伴いメイの国は天界人たちのシステムである冒険者ギルドや教会の設営を手伝って彼らを優遇し、かつての伝説の竜戦士『ペンドラゴン』のような救国の英雄を探しているという。

■政治
 血統・経歴・実力と、努力と才能と環境に恵まれた王を戴き、ある意味現在のメイの国は封建体制としても盤石の体制下にあると考えて良い。くわえてカオスの勢力やバの国の脅威は国民や貴族を団結させる結果となり、そのため軍の士気は高く練度も高い。
 分国として、東方のステライド領、北方のセルナー領、西方にありカオスの地に隣接するリザベ領がある。

■宗教
 アトランティスには宗教と呼べる信仰形態や組織は存在していない。自然の営みを司る精霊に対する感謝を示す精霊崇拝や、世界を守るヒュージドラゴンへの畏敬の念は存在しているが、極めて原始的で各地域毎の文化でしかない。
 ジ・アース人のクレリックが見せた奇跡への反応として、『癒しの精霊』に対し感謝の祈りを捧げるという文化が生まれつつある。

■文化[食生活]
 広大な国土ゆえに得られる多彩な穀物果実や、また豊かな海による海産物が多数流通し、食卓の彩りはなかなかのものである。料理は気候の関係か、現代地球の地中海周辺の食事情に酷似しているものが多い。
 近年では地球から持ち込まれた食材や料理法を用いた地中海風の食事が流行り始めている。

■伝説[阿修羅の剣]
 竜戦士ペンドラゴンがアトランティスに来落してきたときに所持していた、強力な魔法の剣。
 阿修羅の剣を受け継ぐものは剣の力により、『竜戦士』と呼ばれる強力な力をふるうことができると言われており、数十年前のバの国の侵攻の際に振るわれたこの剣の威力は、敵を心の底から震え上がらせたと伝えられている。  伝説ではペンドラゴンの故郷である天界において、神の力を持つ世界で最強無二の魔剣であるという。
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