当初見込まれていた以上の協力者を得て、全般に好調でした。
特に偵察活動に多数の冒険者が尽力した結果、戦域各所で小競り合いも多数発生しましたが、全体的には敵戦力の分断、移動妨害が進みました。
これにより、協調性に欠けていると予想されていた敵勢力は、相互の連絡手段も制限されたことで、キエフを包囲することは叶わず、ロシア王国側が布陣を有利にしてます。
またロシア王国側は元来連携の密度が薄かった各勢力や冒険者間の仲立ちに奔走した者が多く、遠方からの応援勢力とも連携を取りつつ戦場に向かうことが可能となりました。こうした応援勢力には、以前よりウラジミール一世と距離を置いている公国からの支援もあったと言われていますが、残念ながら公式に多数の援軍を送ってくるほどの関係好転には到らなかった模様です。
その分、居所が定かでないものが多く、人との交流が密ではない精霊、ドラゴンに対しての説得は功を奏し、幾つかの戦域で大きな協力が得られました。
キエフ近郊をはじめとする地域住民の避難が進み、非戦闘員の人的被害はあまり見られませんでした。
こうした活動を支える物資の調達、援助、それらを使用する救護活動なども順調でしたが、各所での行動が活発だった分、備蓄を蓄えるまでには及ばなかったようです。
援護行動結果(5月7日〜5月19日)
参加人数:545人
達成率 | 行動人数総計 | 援護活動総括 総合防衛力:かなり増加 各勢力との協調:順調 物資:必要量確保・流通順調 | |
救護・避難誘導 | 107.1% | 552人 | |
偵察・遊撃 | 110.5% | 833人 | |
物資調達 | 107.0% | 640人 | |
精霊・ドラゴン説得 | 107.8% | 836人 | |
大公・騎士団・兵団への説得、支援 | 100.4% | 623人 |
<各地域状況>
キエフ市街においては、デビルの暗躍による商人ギルド有力者への脅迫行為が阻止され、流通の一時的な停滞が解消した模様です。
また外壁都市フロンラタンでは、デビル・ダンタリアンの活動が確認された。フロンラタンは依頼における冒険者の活動により、ダンタリアンとその配下が画策していた儀式の実行は防がれましたが、ダンタリアンとの対決にまでは到っておらず、今後の策動への警戒が必要とされるでしょう。
ブルメル伯爵領のデビルとの戦闘は、ドラゴン、高位精霊の協力を得て、地域防衛に成功したと第一報が入りました。デビル側の軍勢は進軍を止め、これまでに占拠していた山岳地域に後退した模様です。デビル・アガレスの出没があったようですが、明朗な被害の報告は未だ届いていないため、真っ向勝負とは行かなかったという見方が多勢を占めています。
キエフ公国貴族フョードロフの反乱は、無事に制圧されました。反乱を操っていたデビル・ゼパスは冒険者達の策に対抗できずに敗走した模様です。倒されたとの報もありますが、詳細は分かっていません。
キエフ近郊の森林地帯における戦闘は、大きく対デビノマニ・ラスプーチン軍と対アラストール軍に大別されました。
ラスプーチン軍相手の戦闘には、事前の偵察等が効果を及ぼし、分散していた敵戦力の各個撃破にかなりの割合で成功しました。ただしラスプーチン発見の報告はあるものの、その後の策敵にいささか混乱があったようで、続報がまだ到着していません。
またアラストール軍との戦いは、前回同様に混乱を極めており、デビル多数撃破と友軍被害甚大の報告が別々に届くなど、詳細が掴みきれない状態です。デビル撃破についてはかなり信憑性があるものの、全体被害がどれほどかが心配されています。
総合的にデビル戦力の相当割合を削りましたが、首領格デビルの複数がロシアに居残っており、近日の再戦が予想される状態にあるようです。
●連動シナリオ
「北の戦場」に関連した連動シナリオは以下の通りです。
【北の戦場・ゲヘナ攻防戦】死者の章。(担当:鳴神焔)
【黙示録・北の戦場】運命の分岐点(担当:BW)
【北の戦場】魅了という名の罠(担当:谷山灯夜)
【北の戦場】銀長星血戦/祈りと共に(担当:西尾厚哉)
【北の戦場】銀長星血戦/戦姫と共に(担当:西尾厚哉)
【黙示録・北の戦場】ラスプーチン襲撃(担当:龍河流)
【北の戦場】わんにゃん黙示録(担当:たかおかとしや)
【黙示録・北の戦場】外壁封鎖網。(担当:鳴神焔)
【黙示録・北の戦場】ダンタリアン動く。(担当:鳴神焔)