憤怒の魔王 アラストール (担当:BW/ロシア illust:墨)
地獄の刑執行長官とされる、破壊を司る凶悪な悪魔です。裁判官の服装をまとった、真紅の骸骨の姿をしています。
怒りと憎悪に満ちた憤怒の感情を好んでおり、復讐のためにはどのような力を貸すとも言われています。しかしこの悪魔が関わった復讐は、天災や大量虐殺のような、無関係なものも巻き込むような残忍なものとなります。
性格は残忍かつ無口で、交渉の手順を間違えれば、頼みごとをする本人が死を迎えるでしょう。
今回の北の戦場の戦いでは、チェルニゴフ公国首都チェルニヒウを襲撃した後、キエフに向かって侵攻していました。その途中、チェルニゴフ大公の家宝「キングスエナー」の力により軍勢の多くを失い、地獄に撤退した模様です。
アラストール本人も痛手を受けたものの、キングスエナーが奪われたとの情報もあり、今後の動向に引き続き警戒が必要でしょう。
グリゴリー・ラスプーチン (illust:銀木夕/きん太(背景))
数年前に突然現れ、宮廷に出入りし始めた謎のクレリック。出生や経歴に謎が多く、大変な人格者とされる一方で、ただの詐欺師だという声もあり、人によって評価が異なっています。
キエフの宮廷での人気を元に王室顧問を自称していたが、悪魔と手を組み反乱を起こした(「BrideWar」)のち、更なる陰謀の種を蒔くべく暗黒の国に潜伏していました。
今回の戦いではアラストールにあわせて、デビルと暗黒の国の蛮族による混成軍にてキエフ侵攻を開始。キエフ公国を中心とするロシア側混成軍並びに冒険者達の勢力と、キエフ近郊の森林地域で交戦した結果、軍勢のほとんどを失い、ラスプーチン自身も片腕を切り落とされる程の重傷を負ったと報告されています。
しかしラスプーチン自身は逃走に成功。戦闘ではハーフエルフを集中的に狙って、フォースコマンドを使用させていたと証言があり、再戦の際には警戒が必要と考えられます。
妖艶なる赤の公爵 ゼパル(担当:谷山灯夜/ロシア illust:岩澄龍彦)
26の軍団を率いるとされる、妖艶な姿の地獄の公爵です。美しい白い肌と黒髪を持つ、赤い鎧を着た戦士の姿をしています。
人の心、特に恋心を操ることに長け、どんな男性であっても女性を虜にすることができるようにし、またその逆にどんな恋人も別れさせることができると言います。そのような背徳的な愛を奨励し、人々に嫉妬と不和をもたらすとされます。
バアルの攻勢に合わせて、ディーテ城砦内部でその姿が確認されたあと、「北の戦場」に出現。冒険者たちに撃退されたとの情報がありますが、真偽については確認されていません。
※「【北の戦場】魅了という名の罠」にて交戦!
全ての秘密を知るもの ダンタリアン(担当:鳴神焔/ロシア illust:Hisasi)
ムルキベルに従う、無数の老若男女の姿をとるとされる地獄の侯爵です。召喚されると、かわいらしい少年の姿をとることが多いようです。
あらゆる秘密や、過去と未来の事柄が記されている本を所有しているといわれます。その知識をもってあらゆる質問に答え、芸術や化学に関する知識を教えます。
また人の心を読み取るのもうまく、他人の心のうちや隠している秘密さえも的確に教えるという悪魔です。
「北の戦場」での戦いの結果、撤退をしたとの報告が入っています。
※「【黙示録・北の戦場】外壁封鎖網。」「【黙示録・北の戦場】ダンタリアン動く。」にて交戦!
イペス 「シミオン」 (担当:たかおかとしや/ロシア) illust:展心三文)
ガチョウの頭と足、それにウサギの尾を持つ獅子の体をした、奇妙な姿の悪魔です。
願いごとを頼む者にデビノマニの道を勧めるといいます。
イペスの中でも「シミオン」と名乗る個体は、キエフ市街にて、以前より大商人を取り込むための行動を起こしていましたが、配下の裏切りによりそれが露呈。
商人からの依頼により身辺警護に入った冒険者たちにより討伐されています。