■バアル 〜地獄随一の諸王、魔術と剣を修めし魔神〜(illust:稲田オキキ)
人とカエルと猫の頭を持つ蜘蛛の姿をした、悪魔帝国の大貴族です。象徴する悪徳は有していませんが、その力と権勢は堕天の時から変わることなく、七大魔王に匹敵しています。
どのような剣術の名人をもしのぐ剣術の達人であり、また全ての秘術に通じているといわれるほど、文武の両面で強大な力を持っています。
個としての強さだけではなく、最大勢力ともいわれる66の悪魔の軍団を従えており、またそれらの配下を「赤い本」と呼ばれる魔導書を用いて自在に召喚するといわれます。
ジ・アースやアトランティスに出向いている七大魔王に代わり、反抗する人間たちを叩き潰すためディーテに進軍。現在先陣がゲヘナの丘周辺に到着し、宣戦布告を行っています。
※バアルの魔力により、配下のデビル軍全体が強化されている模様です。
バアルはその戦力をもって、荒野とゲヘナの丘を制圧し、ムルキベル・エキドナとの挟撃を計画しています。
■ムルキベル 〜万魔殿の建設者、火と鍛冶を司るもの〜 (illust:墨)
金属で固められた姿をし、その体には永劫に燃える炎を備える、理知的な悪魔です。
火と鍛冶に関する知識に非常に長け、天にいる際には神のために数多の塔と宮殿を作り上げました。そして地獄に落とされた後は、地獄にそびえる悪魔たちの宮殿「万魔殿(パンデモニウム)」をマンモンとともに建造し、その他の地獄の数多くの都や建造物を作り出したと伝えられています。
悪魔にしては勤勉な性格とされて、地獄にて人知を越えた数多の機械を作り出す力を備えています。
ディーテ城砦もその基礎は彼の建築能力による産物であり、その全てを知る力を買われ、今回冒険者たちに探索されつつあるディーテへと姿を現しました。
※現在、ムルキベルはその魔力を周囲に放出し、ディーテ城砦と一体化しています。
その攻略は「援護活動」にて行われます。
■偉大なる地獄の貴族たち
ムルキベル、そしてバアルという地獄の重鎮の出撃に合わせ、彼らの配下や派閥に属する地獄の貴族たちがその姿を現しています。彼らは地獄の貴族の名に恥じず、それぞれが「獅子の大公 アロセール」に匹敵する、あるいはそれを越える力の持ち主と伝えられています。
ムルキベルとともに現れた者たちは深遠なるその知識で、バアルに従う者たちは凶悪な暴力で、冒険者たちの前に立ちふさがります。
※闇にはまだ敵が潜んでいる‥‥彼ら地獄の大貴族たちの動向は、黙示録連動シナリオ・リプレイにて!
博識なる公子 ストラス(担当:天音/アトランティス illust:つづる)
26の軍団を指揮する公子の一人です。思慮深そうな男性の姿に、知恵の象徴ともされる梟の羽のマントをまとっているとされます。
ムルキベルに従う彼は、悪魔にしては穏健な性格をしている博識学者のような悪魔であり、占星術や薬草学、宝石などの知識に優れ、召喚した者にその知識を授けるとされます。また大自然の力を引き出すことにも長けています。
※メイ:「【混沌の叡智】――終焉――」 にて撃破!
全ての秘密を知るもの ダンタリアン(担当:鳴神焔/ロシア illust:Hisasi)
ムルキベルに従う、無数の老若男女の姿をとるとされる地獄の侯爵です。召喚されると、かわいらしい少年の姿をとることが多いようです。
あらゆる秘密や、過去と未来の事柄が記されている本を所有しているといわれます。その知識をもってあらゆる質問に答え、芸術や化学に関する知識を教えます。
また人の心を読み取るのもうまく、他人の心のうちや隠している秘密さえも的確に教えるという悪魔です。
妖艶なる赤の公爵 ゼパル(担当:谷山灯夜/ロシア illust:岩澄龍彦)
26の軍団を率いるとされる、妖艶な姿の地獄の公爵です。美しい白い肌と黒髪を持つ、赤い鎧を着た戦士の姿をしています。
人の心、特に恋心を操ることに長け、どんな男性であっても女性を虜にすることができるようにし、またその逆にどんな恋人も別れさせることができると言います。そのような背徳的な愛を奨励し、人々に嫉妬と不和をもたらすとされます。
現在、バアルの攻勢に合わせて、ディーテ城砦内部でその姿が確認されています。
※「【黙示録】あやつり人形」「【北の戦場】魅了という名の罠」 にて交戦!
怠惰なる銀の公爵 サレオス(担当:御言雪乃/ジャパン illust:真栄田 実果)
30の軍団を率いる公爵で、ワニに乗った勇ましい銀の鎧の戦士の姿をしています。
酒を好み、怠惰な性格をしています。また悪魔にしては珍しく、無益な殺生を好みません。
矛盾を司るといわれ、見た目どおりに非常に力が強い反面、男女の間に恋愛感情を芽生えさせる力を持っています。
※「【黙示録】暗黒騎士、来る」 にて暗躍
麗しき緑の女大公 ムールムール(担当:桜紫苑/イギリス illust:Hisasi)
見事な装飾の施された緑の甲冑を着て、グリフォンにまたがって現れるという、30の軍団を指揮する女大公です。周りには常に数名の側近を伴っており、自らの大軍とともに進軍します。
死霊を操ることを得意とし、死者の霊と会話したり、アンデッドを従えています。
天から落とされたことに対して異常なほどの復讐心を持ち、様々な陰謀を巡らせています。その陰謀への協力を持ちかければ助力を惜しまない悪魔です。
※「【黙示録】ゲヘナ攻防」にて交戦!
異貌なる猜疑の侯爵 デカラビア(担当:冬斗/アトランティス illust:彩樹)
30の軍団を率いる侯爵で、五芒星の姿で現れる奇妙な姿の悪魔です。
植物や鉱物の知識を授ける他、見えない鳥の姿の使い魔を与えることもあります。その使い魔のから得る情報や惑いや誘惑などの猜疑心を操る力をもって、戦わずして敵を屈服させるのが得意とされています。
※「【黙示録】猜疑の侯爵」 にて暗躍