皆のお陰で、反乱軍のクーデターはなんとか防ぐことができた。まずは礼を言おう。
　だが、反乱の火はまだ消えておらぬ。ここで禍根を断ち切らねば、またいつ災厄が訪れるかもわからぬ。

　暗黒の森に敗走する敵に‥‥ラスプーチンに何ら策がないとも思えぬが、
　躊躇し、恐れることで失うものがあるということも我らは知っている。
　ここでラスプーチンの野望を一気に叩く！　皆ついてこい！

　冒険者を主力とするキエフ王国軍は、背水の勢いで猛攻撃を仕掛ける反乱軍勢力と激戦を繰り広げ、なんとか援軍が来るまで守りきることに成功し、王宮の防衛に成功しました。
　反乱軍は逃走を始め、取り残された兵も次々と投降しています。

　要人警護班は、秘密通路の存在が反乱軍勢力に察知されていたため、完全に回り込まれた状況で戦闘が発生。
　要人達を伴っての正面突破となり、苦戦を強いられましたが、激戦の末に撃退に成功し、エリザベータをはじめとする要人たちを安全な場所まで移送することに成功しました。

　現在、ラスプーチンをはじめとする反乱軍は国王軍に包囲されることを嫌い、暗黒の森へと逃走しようとしています。
　敗走を始めた反乱軍に対して、王国騎士団は追撃戦を行うことを決定し、その準備に入りました。

　冒険者達と王国騎士団の強力な防御によって、ラスプーチン軍の猛攻は退けられ、マリンスキー城制圧は成されませんでした。
　パーティ出席の要人達を狙った兵力も冒険者達に退けられ、ラスプーチンの反乱は、少なくともここまではことごとく失敗に終わっているといえます。

　現在、反乱軍はキエフ郊外の暗黒の森へ向けて敗走を開始しています。
　その中には首謀者のラスプーチンの姿もあり、国王軍の追撃に備えているという情報が入ってきています。