学食「プレミアム」店主 カル・ブライアントez0068
  よう、対抗戦の結果はどうだったい? 面白い状況になってるみたいだな。
  勝ったチームも、やばかったチームも、前の日を教訓にして、がんばれよ。
  まだ、勝負は始まったばかりだからな!



★総合得点
 169点  102点  140点  70点


★ピンポイントスロー:開催場所『グランド』

1位 オータムチーム 79個(31人) 得点:48
2位 スプリングチーム 78個(28人) 得点:27
3位 ウィンターチーム 71個(25人 得点:17
4位 サマーチーム 50個(30人 得点: 0

 ピンポイントスローでは上位3チームが常に競っていましたが、僅差でオータムチームが勝利を収めました。
 最優秀選手には13個の玉を投げ入れたヴィグ・カノスea0294)が選ばれました。

★優秀選手

ヴィグ・カノスea0294)
メリル・マーナea1822)
ジョージ・グレンea5212)
マヤ・オ・リンeb0432)
シュタッフス・ゲベルオルドeb1970)
イグナーツ・ヨルムハイトeb3454)
レジー・エスペランサeb3556)

ヴィグ・カノス(ea0294)
★バンドパレード:開催場所『理の門』

1位 スプリングチーム 7.95(11人) 得点:40
2位 サマーチーム 7.34(12人) 得点:20
3位 オータムチーム 3.28(10人) 得点:10
4位 ウィンターチーム 2.77( 8人) 得点: 0

 バンドパレードでは華麗なバードたちの演奏が奏でられ、スプリングチームとサマーチームが最も人気を集めました。
 最優秀演奏は、『学園の陽気な歌姫』の名も高いファム・イーリーea5684)の竪琴が選ばれました。

★優秀選手

ファム・イーリーea5684)
リゼル・シーハートea0787)
ディアッカ・ディアボロスea5597)
マリー・プラウムea7842)
バーゼリオ・バレルスキーeb0753)
ウィルフィン・シェルアーチェ eb1300)
メルシア・フィーエルeb2276)

ファム・イーリー(ea5684)
★タグオブウォー:開催場所『グランド』

1位 サマーチーム 3勝0敗(19人) 得点:40
2位 スプリングチーム 2勝1敗(19人) 得点:20
3位 オータムチーム 1勝2敗(19人) 得点:10
4位 ウィンターチーム 0勝3敗(18人) 得点: 0

 タグオブウォーではどのチームも人数が等しく、実力伯仲の戦いが繰り広げられました。
 その中でも力自慢たちが集ったサマーチームが抜け出し、この競技を制しました。

★優秀選手

相麻 さららea9809)
レーヴェ・フェァリーレンea3519)
雷電 月光ea5511)
ショウゴ・クレナイea8247)
紅 小麗ea8289)
比良坂 初音eb1263)
ネフィリム・フィルスeb3503)

相麻 さらら(ea9809)
★ハードリバー:開催場所『ドラゴンロード』

1位 ウィンターチーム 完泳者4人(7人) 得点:53
2位 オータムチーム 完泳者1人(3人) 得点:22
3位 サマーチーム 完泳者1人(4人) 得点:12
4位 スプリングチーム 完泳者1人(8人) 得点: 2

 ハードリバーはやはり参加者が少なく、しかもその半数以上が急流に飲まれるという結果になりました。
 その中でも完泳者を多く集めたウィンターチームが一人勝ちの状態となっています。

★完泳者

永連 零ea7443)
紀珠 舞ea5856)
鬼龍院 夜叉丸ea7306)
フェリア・シェーロea9575)
衛竜 獅音ea9779)
黒獅子衆 夜叉丸ea9828)
御影 塔磨ea9971)
ルーク・マクレイeb3527)


永連 零(ea7443)
★チーム対抗フットボール:開催場所『グランド』

1位 スプリングチーム 3勝0敗(47人) 得点:80
2位 オータムチーム 2勝1敗(43人) 得点:50
3位 サマーチーム 1勝2敗(37人) 得点:30
4位 ウィンターチーム 0勝3敗(33人) 得点: 2

 チーム対抗フットボールには数多くの人が参加。審判の目の届かないところで魔法が炸裂したり、武器を拳やボールやキックに持ち替えてのケンカ殺法が飛び交ったりと、バトルロイヤルの様相を呈しました。
 その中でもパスワークと機動力、そして攻撃能力に秀でたスプリングチームとオータムチームが抜け出し、勝利を掴みました。
 最優秀選手にはタックルの見事さを評価されたエステラ・ナルセスea2387)と、正確なボールコントロール、パスワークを見せたジョージ・グレンea5212)が選ばれています。

★優秀選手

エステラ・ナルセスea2387)
ジョージ・グレンea5212)
エア・クラナドea0533)
ジュエル・ハンターea3690)
ウォル・レヴィンea3827)
ジェシカ・ロペスea6386)
フレア・カーマインeb1503)
ガンバートル・ノムホンモリeb3327)

エステラ・ナルセス(ea2387)

★決勝戦リプレイ


  ボールはオータムチームから。ボールをキープする選手に声無き指示が飛ぶ。
  グレイス・ストウナー(eb0486)が自ら敵陣へと走りこみながらオーラテレパスで作戦を伝えているのだ。
「右の方が陣営が厚いわ! 左から回り込むわよ!!」
  さて、ボールの方は誰の手にあるのかというと‥‥
「行くぞ!! 取れよー!」
  ジョージ・グレン(ea5212)がボールを正確なコントロールで投擲!
  そう、バトルロイヤル形式ですさまじい人数な上、ルールも各自ばらばら。
  ボールを蹴り飛ばす者もいれば、持ったままタックルで相手チームを蹴散らすものもいるのだ。
  そして、空を舞うボールを追いかけるオータムチームの面々、競り合う両チームの選手たち。
  しかし落下地点にて素早く待機しているのはスプリングチームのレジーナ・オーウェン(ea4665)だ。
  レジーナを押しのけようと手を伸ばすオータムチームの選手だったが‥‥その腕を払いのけながらボールごと相手チームの選手を蹴り飛ばす!
「あら、ごめんあそばせ♪」
  おほほと笑いながらボールはレジーナ、スプリングチームに。
  金の縦ロールを弾ませながら敵陣へと突進するレジーナは、ボールをハンス・ドライデン(eb3710)へとパスする。
「まだまだ若いモンには負けーーーん!!!」
  雄雄しく吼えながらボールを抱えて突進するハンス。チャージングで弾き飛ばし、競り合う選手にはパワーチャージ。
  その突進を止めるものは誰も居ないと思ったのだが‥‥
「隙ありっ!」
  同じくチャージングで突進したのはウォル・レヴィン(ea3827)だ。
「む、若造が! 百年早いわ!」
「どうかな? えぇい!!」
  一瞬の隙をついて、ボールをはたき落としそのボールを蹴り飛ばすウォル。
  再びボールはオータムチームへ渡ったのだった。

「ふぁいと〜! いっぱーつ!」
  上空でスプリングチームを応援しているのは吟遊詩人のマリー・プラウム(ea7842)だ。
  シフールも数多くこのフットボールには参加している。
  竪琴をじゃかじゃかかき鳴らしながら渾身の応援。しかも、その応援歌にはメロディーの効果が!!
  ‥‥しかし効果は声が聞こえる範囲全て、つまりは両方のチームの全選手に及んでいるのだ。
  なので戦況には変化がないようだが‥‥盛り上がりには一役買っているのであった。
「無理無理! シフールにはフットボールは無理だって〜!!」
  必至でボールと選手から逃げ回っているのはポーシャ・ロッシュ(ea3606)だ。
  卓越した回避の技量で、さながら戦場のグラウンドを縦横無尽に逃げ回っているのだが‥‥
「あ、チャンス! えぃ!」
  タックルで競り合う敵チームの選手の髪の毛をひっぱり加勢すれば、シフールにたかられてオータムチームの選手がひとり戦線離脱である。

 審判が見てない瞬間にはたまに魔法すら飛ぶ混沌としたグラウンド。その中を突進する男が1人。
「ボールが欲しければ自分を超えてゆけ!」
  壁のごとく立ちふさがり、スプリングチームの選手をブロックしているのはグリム・グラハム(eb3154)だ。
  ボールをドリブルする選手を守る盾として、敵陣を切り裂いていくのだが‥‥
「では、お言葉に甘えまして‥‥えぃ!」
  なんとタックルしたのはエステラ・ナルセス(ea2387)だ。たおやかな雰囲気を崩さずにママさんタックル!
「ぬぅ、女性に手を上げるわけには〜」
  さすがのグリムもお手上げ、ボールをキープしているオータムチームの選手が無防備となる。
「そこまでですよ!」
  ぱたぱたひらひら、オータムチームの撹乱をしているシフールはエア・クラナド(ea0533)だ。
  視界を遮るようにしてひらひらと飛び回るシフールで一瞬足が止まった瞬間に、忍び寄る影が。
「もらったっ!」
  いつの間にか背後に忍び寄っていたのはスプリングチームのジュエル・ハンター(ea3690)だ。
  一瞬でボールを奪い取る。ボールは再びスプリングチーム。
  そして、ジュエルは捨て台詞。
「俺に盗めない物は彼女のハートだけさ」
  きらりんと笑顔をみせるジュエル。そしてそのままジュエルがシュート!
「させないよ!」
  ゴール前に陣取っていたのはガンバートル・ノムホンモリ(eb3327)。とっさにボールに飛びつくのだが‥‥

 ゴーーーーーール!!
  ガンバートルの健闘むなしく、シュートはゴールラインを割りスプリングチームが勝利を収めるのであった。

(担当:雪端為成)

 ★ハロウィンデート
 ケンブリッジ各所では、対抗戦の競技が行なわれているが、それとは別に、町を見物する人々も多い。もちろん、ただ屋台を見て回ったり、仮装してお菓子をもらおうという子供ばかりではなく、二人で楽しもうという面々もいた‥‥。
「久しぶりに会ったからと言うのは分かりますが、コーカサスさん‥‥、くっ付きすぎ‥‥」
「だって、他の人がこっち見ている気がして‥‥」
  ぴっとりと腕に寄り添ってくるコーカサス・ミニムスea3227)に、頬を染めるショウゴ・クレナイea8247)。元々、恋愛話には耐性のない彼、腕の辺りに、彼女の胸がくっついていて、嬉しい様な恥ずかしいような、複雑な気分。
「ハロゥインが終わったら、またキャメロットに依頼を受けに以降と思いまして。あ、そう言えば小次郎先生はどこですか?」
「ああ、今頃なら確か、フットボールの試合に出ているはずよ」
  もう1人のスプリングチーム担当は、現在出場中。ミス・パープル(ez1011)女史から、それを聞いたワケギ・ハルハラea9957)、礼を言ってこう続ける。
「じゃあ、ちょっと試合を観戦してますね。しばらくケンブリッジを離れる事になると思いますが、よろしくお願いします」
  一礼して辞する彼。と、和久寺 圭介eb1793)がパープル女史に声をかけた。
「レディ。今、おヒマかな? いや、もし良かったら、午後の紅茶でもいかがかなと思ってね☆」
 そしてどさくさ紛れに、パープル女史の手をとって、西洋風にその甲に口づけた直後である。
「あら、ありがとう。でも、残念ねぇ」
  くすっと笑って、背後を示すパープル女史。圭介が振り返ると、そこには。
「ふふふ。パープル先生を、他の殿方に取られるわけには行きませんのよ。それっ!」
  常葉 一花ea1123)が、謎の白い粉を、思いっきり投げつけている。けほけほと彼が咳き込む中、響いたのは、パープル女史のわざとらしい悲鳴。
「レディの奴‥‥、いったいどこにいるんだ‥‥。ん‥‥?」
  さて、広場近くでは、パープル女史のふりした一花に呼び出された東雲 辰巳ea8110)が、問題の女史を探していた。その目に映ったのは、『貢ぎ物』と札の貼られた、袋詰めのパープル女史。
「って、いったいどうした‥‥」
「試合観戦中に拉致られちゃったのよ〜。どこかのメイドさんに〜」
  ぶつぶつ言いながら、袋から出てくる彼女。と、そこへ東雲がこうきり出す。
「なぁ、レディ。ハーブティ馬車の茶くらいしか御馳走出来ないが、一緒にどうだ? 確か、ハロゥイン限定のパイが出てるはずだろ」
  わざとそっぽを向いて、それでもイエスと返答するパープル女史の、思ったよりは細い肩を抱き寄せる東雲。
「パープルせんせーい‥‥げふっ」
  そこへ、セラフィマ・レオーノフeb2554)がパープル女史に何か話しかけようと襲撃。しかし、そこは割り込んだ一花に、後ろからドツかれてしまう。
「御用件なら、私が伺いますわ」
  しーっと人差し指を口に当てて、セラを黙らせる一花。彼女も、文芸部の部長をしている以上、パープル女史が何をしているか察したらしく、ぽんっと手を叩いて、一花にこう頼んだ。
「あ、そう。あのね、ハロゥインデート中の、こう言うカップルを探してるんだけどー‥‥」
「お任せください。これでも、見聞は広いんですのよ☆」
  そう言って、彼女は市場の方へと案内する。
「次アレ! アレ行こうよ!」
「ちょっとまて。走るでない。転ぶじゃろう」
  そこでは、イオン・アギトea7393)が、保護者役の風見蒼ea1910)と共に、ケンブリッジ食い倒れツアーの真っ最中。デートと言うよりは、むしろ保護者と非保護者と言った風情だったが。
「あれじゃ、お子様過ぎて、参考になりませんわ〜!」
 もっとも、見ている方は腐れた女子なので、男女カップルには興味がなさそうだ。そこで一花は次なるカップルへと御案内。
「私、シーン様と色々なものが見たいです。ここは、初めてですから‥‥」
「そうやなー。うちもフローラと、この光景を目に焼き付けておきたい。そや、確か町が一望できる広場があったな‥‥」
  恥ずかしそうに頬を染めながら、そう言うフローラ・エリクセン(ea0110)に、明るい調子で町を案内している、シーン・オーサカ(ea3777)がいた。
「綺麗‥‥。あ‥‥」
「なぁその‥‥。朝まで‥‥一緒にいたいんやけど‥‥」
  いつのまにか、暮れ始めていた街を見下ろしながら、その美しさに感動しているフローラ嬢。彼女を引き寄せながら、シーン先生が囁くと、彼女はこくんと頷いて、ケンブリッジの宿屋へと連れられていく。ここから先は、大人の時間だ。
「うーん‥‥。そうだ!」
  その様子に、不満顔だったセラ、何か思いついたように、一花へ何事か耳打ち。ぽんっと手を叩く彼女。2人は、まるで示し合わせたかのように、屋台のある方向で、そのカップルを探しに行った。
「まさか、お客さんとして参加できるなんて、思わなかったです〜」
  そこでは、屋台のあるあたりを、夜のお散歩中のアルヴィンとエルンスト・ヴェディゲン(ea8785)。あちこちに飾り付けられた、かぶのランタンが、町を幻想的に染め上げている。
「俺も、こう言った行事を見物するのは、あまりやらんしな‥‥」
  嬉しそうな彼に、エルンストはぼそりとそう言った。元々、騒がしい場所よりも、静かな研究室を好むタイプなのを知っているアルヴィン、それでも、自分の為にこうして、苦手な祭に出てきてくれた事を知り、嬉しそうにその腕に抱きつく。
「僕、色々な所を見たいです。もっともっと、先生と一緒に」
「そうか‥‥。まぁ今日はお祭だからな。俺も、お前に色々なものを見せたい‥‥」
  同じハーフエルフとして導いてやりたいだけなのだが、腐れ女子の目には、まったくもって、そうは映っていない。セラ、筆記用具の速度が三割増しだ。
「お嬢さん方、盛り上がっているけど、僕も混ぜてくれないかな?」
  そこへ、パープル女史に断られた圭介が、そう声をかける。と、一花は意味ありげに、にやりんぐ。
「良いわよ。ただし、覚悟してね☆」
「嬉しいね。積極的なお嬢さんだ‥‥」
  彼が、一晩中妄想話に付き合わされたのは、言うまでもない。こうして、ハロゥイン1日目は、時に静かに、時に騒々しく、まったりと過ぎて行くのであった‥‥。

(担当:姫野里美)


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キャメロットへ入る ケンブリッジに入る